転移性肺がんの症状

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転移性肺がんの症状

 

転移性の肺がんの多くは末梢の肺野にできます。

 

したがって、症状としては何もないことが多いです。

 

原発巣のがんの治療中に発見されるものが多いですね。

 

 

腺がんの場合、ある程度の治療方針は立てやすいのですが、転移性肺がんの場合はそうはいきません。

 

肺がんと言っても、原発癌の治療法や取り扱いがそれぞれの症例で大きく異なっていて、治療法がバラエティに富まざるを得ないのです。

 

 

転移性肺がんというのは肺以外の臓器にできたがんのがん細胞の一部が主に血流に乗ってきて肺にたどりつき、そこで定着して増殖を開始してがん病巣として見つかったものを指します。

 

がんの転移というのはいろいろな臓器で起こり得るものですが、圧倒的に多いのは肺、肝臓、骨髄への転移です。

 

その理由は、これらの臓器が非常にたくさんの血管が分布していて、血液の流れも激しいこと、あるいは造血に関わる部分であり、血管網も発達しているし、様々なサイトカイン濃度が高い場所であったり、様々な接着因子が血管内皮に出ていてトラップされやすいことなどによると考えられています。

 

 

肺の場合、血液中の二酸化炭素と酸素を交換する大事な臓器ですから、血管は細いものがもうものすごく緻密にびっしりと張り巡らされています。

 

そこへ信三から大量の静脈血が一気に送り込まれます。

 

そうすると癌細胞が引っ掛かって定着する確率が高くなるわけですね。

 

 

で、転移性のがんというのは、原発巣から飛んできた小さな細胞から始まるもので、これ、一個や二個に由来するものではないだろうということはわかりますよね。

 

数十個、数百個、あるは数万個のがん細胞が血流に乗って流れて、ほとんどは免疫系が捕まえて処分してしまいますが、それを免れたものが定着するわけですから、一か所でも見つかったら、ほかにも小さな転移巣ができている可能性が高いと考えます。

 

その理屈から、転移性の肺がんには抗がん剤による治療が優先されることが多くなります。

 

どんな抗がん剤を使うかは元のがん次第で、肺に原発するがんに用いる抗がん剤とは全く違うものを用いることがしばしばあります。

 

 

もちろん、必ず抗がん剤による化学療法と決まっているわけではなくて、経験的に外科的切除が有効だと考えられているもの(転移巣が多発しにくいもの)は外科的に切除されることもありますけれどもね。

 

子宮頸がんの肺への単発転移の場合、有効だという論文を昔読んだことがあります。

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