肺がんの初期症状 血痰

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肺がんの初期症状 血痰 赤黒い

 

私の父は産婦人科の開業医でした。

 

父が外来で子宮頸がんの疑いのある患者さんを見つけたときに、その腫瘍の可能性の高いと思われる部分を数ミリ四方ほど切り取って(バイオプシー)、病理検査に出したところ、子宮頸がんの初期という診断がついてきたので、急いで大学病院にその方を紹介しました、20代の女性でした。

 

ところが、大学病院でその方の子宮頸部を円錐切除と呼ばれる方法で切り取って調べたところ、癌はどこにもありませんでした。

 

 

父が怪しいと踏んで切り取った数ミリ四方の中に初期癌がすべて納まっていたのです。

 

彼女はなんとラッキーなのだと大学の教授も父も喜んでいました。

 

子宮を温存できた本人が一番喜んでいたとは思いますが。

 

 

似たような報告が肺がんでもまれにあります。血痰が出た場合、その前に風邪をひいてこじらせたとかの状況がなくて血痰が出た場合、およそ15%の確率で肺がんであると言われます。

 

タバコを吸っていて風邪を引いたようなの状況でもないのに血痰が打た場合、高い確率で肺がんを疑うべきだということです。

 

 

ヘビースモーカーの40代の男性が、ある時に大きな赤黒い血痰をはきました。

 

その血痰をかかりつけの病院に持って行ったところ、すぐに病理検査に出され、帰ってきた結果を見たら扁平上皮細胞の肺がんでした。

 

そこで、気管支内視鏡で場所を調べたところ、それがあったと思しき場所はわかりましたが、生検してもそこにはがん細胞が見当たりません。

 

様々な検査を行ってみても、どこにも肺がんが見当たらないのです。

 

 

その方の場合、肺がんは勝手にもげて、血痰となって出てきたとしか考えられません。

 

そんなこともあるのだなあと驚く次第です。

 

 

同じようなこと肺がん以外の検査でもたまにあります。

 

スキルス胃がんと呼ばれる胃がんの細胞は印環細胞がんと呼ばれる特殊な形をしています。

 

胃内視鏡をしていて、何やら癌ではないかと思われる場所をバイオプシーしたところ、そこに印環細胞が見つかって、急きょ胃の部分切除が行われた症例で、どこにもなかったということがあります。

 

これもやはり、癌細胞だけが上皮から排出されたように思えるのです。

 

 

人間の身体というのは、初期のがん細胞を排出してしまおうとする私たちの知らないメカニズムを持っているのかもしれませんね。

 

きわめてまれな遺伝子を持つ人達だけに起こるラッキーなだけかもですけど、そういうこともあるのです。

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