肺がんの初期症状 水がたまる

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肺がんの初期症状 水がたまる

 

肺、というか胸腔に水がたまるという現象があります。

 

これを胸水と呼びますが、肺がんの初期症状として胸水がたまるという可能性はどちらかといえば低いです。

 

 

胸腔に水がたまる理由としてはいくつかの理由があります。

 

そのたまるメカニズムによって滲出性胸水と漏出性胸水に分けられます。

 

肺がんで胸水がたまるのは滲出性胸水のケースですね。

 

 

基本的には炎症や、癌細胞の増殖が浸透圧の亢進を招き、その部位への体液の浸出を促します。

 

ただし、進行がんではなくて、肺がんのステージで言えば1bやステージ2であってもでき方次第では水がたまる可能性があります。

 

それはたまたま大き目のリンパ管などががん細胞でふさがれることで発生するケースですね。

 

こういう状態で肺に水がたまっていることがきっかけで肺がんが見つかれば、早めの発見につながるかもしれません。

 

ただし、リンパ管がふさがるということはリンパ行性の転移が起こっている可能性もあるということで何とも難しいのですけれども。

 

 

このように、胸水が検診などで見つかった、調べたら肺がんがあったという場合は、

 

既に進行している癌であるか、

 

初期癌であった場合にはたまたまリンパ管などをふさぐことで胸水がたまりやすい場所にできたものでしょう。

 

 

もちろん、胸腔内には正常な状態でも少量の胸水はありますので、ごく少ない量のものであればあまり気にしません。

 

癌とは関係なく胸水がたまる疾患としては、同じ滲出性の胸水であれば細菌性肺炎、胸膜炎、肺結核などで激しい炎症が起こっている場合があります。

 

 

また、癌や炎症とは別に、循環不全が原因で水分があふれ出る漏出性胸水があります。

 

胸水ができる理由は血管内静水圧の増加によるもの、あるいは血漿膠質浸透圧の減少による浸透圧差の漏水です。

 

心臓、循環器系の疾患で発症するので、うっ血性心不全、ネフローゼ症候群などで生じることが多いのですが、抗がん剤による腎機能低下が拍車をかけることもあります、あ、これは末期がんの話でした。

 

ほかにも肝硬変では胸水や腹水がたまります、これは門脈圧の亢進と、アルブミン産生不良などによる膠質浸透圧の低下のダブルパンチですね。

 

 

 

ともかく、胸水がたまる原因として、肺がんはありですが、それが初期症状として見つかる可能性は低めです。

 

他の症状の方が先にきます。

 

また、胸水がたまることで換気量が低下して呼吸が苦しくなることがありますが、タバコを何十年も吸い続けて肺気腫が起こっているような人ではCOPDと言って、気道が狭くなる慢性閉塞性肺疾患を合併していることが多いので、急速に呼吸不全に陥ることもあり得ます。

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